病気・未病
二十四節気で見る『季節の養生だより』
東洋医学では、心と身体のバランスを整え、自然治癒力を高めることで、
健康を維持すると考えます。
一年を24等分にした二十四節気(にじゅうしせっき)の視点で、
旬の食材と季節にあった養生法を取り入れ、健康的な毎日を送りましょう!
大雪 |たいせつ 12/7~12/21
冬至 |とうじ 12/22~1/4
本格的な雪の季節を知らせる「大雪」、
そして一年で最も夜が長くなる「冬至」です。
この時期は自然界の陽気が最も少なくなり、私たちの体もエネルギーを内にためて冬を越す準備をします。
厳しい寒さは血行を滞らせ、冷えや肩こりを招きやすいため、
体を温める食事や入浴、軽いストレッチで
血のめぐりを整えることが大切です。
冬至の日にゆず湯に入るのは、血行を促すだけでなく、香りで心をリラックスさせる先人の知恵でもあります。
また、冬至には「ん」のつく食材、れんこんやにんじん、かぼちゃなどを食べると体を温め、元気を保ちやすくなると言われています。
寒さや日照時間の短さで眠りのリズムが乱れやすいため、
朝は日光を浴び、夜はゆっくり入浴したり温かい飲み物でリラックスしたりするのもおすすめです。
さらに、冬はどうしても体を動かす量が減りがちです。軽い運動やストレッチで血行を促し、手足を温める工夫を取り入れると、冷えやこわばりの予防につながります。
食事・睡眠・運動のバランスを意識し、体を温めながら心地よく過ごしましょう。













