漢方薬・生薬

打撲・捻挫の腫れが長引くなら治打撲一方!効能と副作用

足 打撲
捻挫や打撲の症状に悩んでいる人は、湿布や一般的な痛み止め以外にも治打撲一方(チダボクイッポウ)を使うことができます。
合わせて使うことで打撲で滞った血行を改善し、腫れや痛みを軽減してくれます。

治打撲一方はどういった人に良い?

女 けが

スポーツで体を痛めやすい人

スポーツを行っていると打撲(打ち身)が日常茶飯事な人もいるかもしれません。

1度打撲した部分は放置しておくと完全に治る前にまた新しい刺激を与えてしまい、重症化してしまう恐れがあります。

普段から治打撲一方を用意しておくと良いかもしれません。

うっかり屋さん

頻繁にぶつけてしまったり転びやすかったり、アザをよく作ってしまう人。

重いものを持つ機会が多い人

重いものをもつ機会が多い人は、ぶつけてしまう機会はどうしても多くなってしまいます。

あまりに症状が重いようなら病院に行くことも大切

打撲と一言にいっても、症状は軽いものから重いものまで症状までさまざまです。

症状がひどい重いようなら骨が折れているかもしれないので医師に相談しましょう。

例えばとても強い痛みを感じていたり、腫れがひどく熱を持っているようならすぐに病院に行くことをおすすめします。

漢方薬はあくまで補助的に使っていきましょう。

治打撲一方は水かお湯で飲むようにしよう

水かお湯で食前または食間に服用しましょう。

治打撲一方の効能

効能
治打撲一方(チダボクイッポウ)に含まれる生薬が熱や痛みを発散させ腫れや血行不良に働きがけます。

鎮痛剤や外用薬以外にも早く改善するために何かしたい人には併用して使うと良いと思います。

治打撲一方の副作用

血圧の上昇

特に何も行っていないのに血圧の上昇が見られることがあります。

むくみと体重の増加

むくみと体重の増加が同時に起こることがあります。

体の力が入らない

原因不明にずっと体がだるくやる気が出ないといったことがあったら、副作用を疑ってみましょう。

手足の痙攣

手足が痙攣し麻痺の症状が起こることもあります。

ものがうまくもてない・手足がピクピクと震えるといったことがあったら、副作用の症状を疑ってみましょう。

このほかにも人によって、さまざまな症状が起こる恐れがあります。

副作用の症状は1つだけ起こるとは限りません。

複数の症状が混在することもあるので、体調には気を配りましょう。

もし少しでも体調に不安を抱えていたら、医師や薬剤師に相談することも大切です。

治打撲一方の注意点

!
治打撲一方(チダボクイッポウ)の使用には、注意が必要なケースもあります。

無理に服用すると、体に異常を引き起こすことがあるので、よく確認しておいてください。

胃の調子が悪い

胃の調子が悪い人は使用に注意が必要です。

例えば食欲不振や腹痛、下痢といった胃の不調から起こる症状を感じている人は注意しましょう。

体力が低下している人

体力が低下している人が治打撲一方を服用すると、症状をさらに悪化させてしまう恐れがあります。

妊娠中の人

治打撲一方には大黄(ダイオウ)という、漢方薬が含まれています。

大黄(ダイオウ)には子宮を収縮させる効能が含まれており、胎児に影響する恐れがあります。

特に妊婦は使用に気を付け、かかりつけの医師に判断にしたがってください。

甘草を含んだ薬を服用している人

甘草を含んだ薬を服用している人が治打撲一方を服用すると、強い副作用が出てしまう恐れがあります。

ほかの薬を服用している人

ほかの薬を服用している人が治打撲一方を使用すると、体調に悪影響をもたらすことあります。

持病を抱えている人

持病を抱えている人が治打撲一方を服用すると、持病に影響をもたらす恐れがあります。

持病を抱えている人は必ず医師に相談し、使用許可をもらうようにしましょう。

高齢者や小児

高齢者や小児は生理機能が低下していたり、発達していない可能性があります。

体調や体質を考慮して、慎重に使用していく必要があるでしょう。

医師に相談しながら使用すると安心です。

漢方薬は気軽で誰でも使用しやすいと思われがちですが、やはりリスクは存在します。

特に持病を抱えていたり、妊娠中だったりと特殊な状況にある人は使用に注意しましょう。

心配な人は自分の判断で使用せず、医師や薬剤師に相談してください。

治打撲一方をつかい早めの処置を


たかが打撲と思われがちですが、放置しておくと腫れや痛みを引きずることがあります。

そのまま放置するのではなく、治打撲一方(チダボクイッポウ)を試してみてはいかがでしょうか。

もし症状が重いと感じたら医師に診断してもらうことも大切です。自分の体質や体調を考慮し安心できる対策を行っていきましょう。

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記事執筆・監修

漢方薬剤師/薬膳料理家/国際中医師/国際中医美容師

大久保 愛

「アイカ製薬」代表取締役。
秋田の自然で薬草や山菜を採りながら育ち漢方や食に興味をもつ。薬剤師となり中国の北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て漢方・薬膳の専門家として商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

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