漢方薬・生薬

漢方でダイエットが出来る方法がある!?意外と知られていない痩せる秘密とは

なかなか体重が減らなくて自分に合ったダイエット方法を探し続けてはいませんか?

ダイエットは男女関係なく現代人が抱える大きな悩みです。

そんなダイエットに有効なのが漢方医学で、体質から改善できると話題になっています。

漢方は西洋医学と並ぶ程有名な医学で、しっかりとした根拠もあります。

そこで今回は、漢方で行うダイエット方法について案内していきます。

漢方薬

早速、西洋医学と漢方医学を比べてみましょう。

西洋医学と漢方医学

私たちが普段ケガをしたり風邪を引くと病院へ行きますが、ほとんどは西洋医学の知識を持った医師が対応してくれます。

そのため西洋医学は私たちに馴染みが深く、とても万能な医学のように思えますが実は漢方医学もとりいれるとたくさんのメリットがあったのです。

西洋医学では病名のつけられない「未病」と呼ばれる症状があります。

冷え症や肩こり、腰痛、神経痛などが未病に当てはまり、西洋医学で治療するのは非常に困難です。

一方で漢方医学は西洋医学では対処できない未病の治療も行えます。

本人しかわからない体の異常を長い年月をかけて蓄積されたデータと照らし合わせて最適な薬を調合します。

これが「漢方薬」で、飛鳥時代から続く歴史ある医療です。

次はダイエットを例にしてみましょう。

西洋医学でのダイエット

西洋医学では太る原因は摂取カロリーが消費カロリーを上回っているからと言われています。

さらに具体的なダイエット方法はなく、運動してください・食事制限をしてくださいなど具体性に欠けることを言われます。

美容医療で脂肪を吸引する外科手術のようなものがありますが、費用も高く、なかなか手を出しにくいものだと思います。

漢方医学でのダイエット

では漢方医学でのダイエットはどうでしょう。

漢方医学と一言で纏めても実は漢方薬、薬膳、整体、鍼灸、気功などその種類は様々です。

しかしどの療法もその人の体質・性別・状態などを事細かに把握して異常を治すのに最適な方法を提案してくれます。

これがダイエットに効くの?と思われるかもしれません。

漢方薬は様々な効能を持っている生薬を複数ブレンドし、血液の流れを活発にし代謝を上げ、便秘を解消してくれるものなどがあります。

この作用を利用したのが漢方医学のダイエットです。

漢方薬を摂取することで体を正常なサイクルに戻して、痩せようという事なのです。

漢方薬のメリット

ダイエット
数あるダイエット法の中からどうして漢方医学でのダイエットがオススメなのでしょう。

より簡単でより楽なダイエット法も探せばありそうですよね。

ですが、漢方薬には様々なメリットがあります。

どんなダイエットも生活習慣と自分の体質を改善しなければ効果は得られません。

なかなか改善しにくい事ですが漢方薬を使うと体質改善をサポートすることができます。

根本的な体質改善が期待できるので西洋医学やサプリメントでは改善できないような症状もダイエットと併せて改善できます。

漢方薬はドラッグストアやインターネットでも購入が可能なものもあります。

これらを踏まえてオススメな漢方薬を紹介していきます。

ダイエットにオススメな漢方薬

漢方薬は様々な種類があり、薬局やドラッグストアで見てもどれが良いのか判断するのはとても難しいです。

さらに配合されている生薬の違いによっても効果が変わり、自分の欲しいものが見つからないなんてこともあります。

しかし漢方薬は配合されている生薬によって名前が付けられていて、どの製薬会社も基本的に同じ漢方薬名を記載しています。

次はダイエットにオススメな漢方薬名とその効能をご紹介します。

ぜひご自身の漢方薬選びに役立ててみてください。

防風通聖散(ボウフウツウショウサン)

脂肪を分解・燃焼する効果があるのでお腹回りの脂肪を解消したいのであればこの漢方薬ガオススメです。

体の熱を冷ます解熱作用があり、昔から病因を発散させる薬として使われてきました。

腸内環境を改善し、便秘解消にも効果があります。

使用できるのは比較的体力があり、肥満に悩む人です。

糖尿病にも用いられる程で、確かな肥満解消効果が期待出来る漢方薬です。

お腹が出ている太鼓腹な人はこの漢方薬を選びましょう。

配合されている生薬
  • 防風(ボウフウ)
  • 黄ごん(オウゴン)
  • 大黄(ダイオウ)
  • 芒硝(ボウショウ)
  • 麻黄(マオウ)
  • 石膏(セッコウ)
  • 白朮(ビャクジュツ)
  • 荊芥(ケイガイ)
  • 連翹(レンギョウ)
  • 桔梗(キキョウ)
  • 山梔子(サンシシ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 当帰(トウキ)
  • 川きゅう(センキュウ)
  • 薄荷(ハッカ)
  • 滑石(カッセキ)
  • 生姜(ショウキョウ)
  • 甘草(カンゾウ)

桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)

こちらは便秘体質や生理に伴う不安やイライラを抱える女性にオススメな漢方薬です。

生理前後はイライラして食欲が増してしまったり不安感から暴飲暴食などをして体重が気になる人も多いでしょう。

さらに女性は便秘に悩む人が多く、下腹部が張ってしまうこともあります。

この漢方薬は血液循環を良くして便通を付けたり気持ちを落ち着かせる効果があります。

肥満体質で月経トラブルを抱えている人はこの漢方薬を試してみてください。

配合されている生薬
  • 大黄(ダイオウ)
  • 芒硝(ボウショウ)
  • 桃仁(トウニン)
  • 桂皮(ケイヒ)
  • 甘草(カンゾウ)

大柴胡湯(ダイサイコトウ)

この漢方薬は体力があり筋肉質で元気な人向けの漢方薬です。

食事や睡眠時間がバラバラで自律神経の乱れを起こしやすい人やストレスで食べすぎてしまうと言ったことが当てはまればこの漢方薬を試してみましょう。

自律神経を鎮め、胃腸の病気や便秘、痔にも有効なので体内環境から改善するダイエットに適しています。

さらに高血圧にも使われている漢方薬なので高血圧が気になっている人はぜひとも試してみてください。

こちらの漢方薬も便の排出を促す効果があるので、お肉中心の食生活で野菜は摂らないと言う人にもオススメです。

便秘解消をして食生活も段々と変えていきましょう。

配合されている生薬
  • 柴胡(サイコ)
  • 黄ごん(オウゴン)
  • 半夏(ハンゲ)
  • 枳実(キジツ)
  • 大黄(ダイオウ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 生姜(ショウキョウ)
  • 大棗(タイソウ)

防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)

この漢方薬は体内の水分循環を改善する効果があります。

水を飲むと太ってしまう水太りと呼ばれる症状に最適です。

他にも多汗症やむくみ、関節に水が溜まることで起こる関節痛にも有効です。

デスクワークが多く、普段あまり運動しないと言う人にぜひとも試していただきたい漢方薬です。

水太りする人は疲れやすいという体質も併せ持っているケースがありますが、この漢方薬は疲れやすさも改善してくれます。

なんとなく元気が出ないときに服用してみてください。

配合されている生薬
  • 防已(ボウイ)
  • 黄耆(オウギ)
  • 蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)
  • 生姜(ショウキョウ)
  • 大棗(タイソウ)
  • 甘草(カンゾウ)

五苓散(ゴレイサン)

利尿作用を持つ代表的な漢方薬で、水分が溜まりやすい人に適しています。

水太り体質というよりも嘔吐や下痢、むくみ、頭痛、めまいといった症状が出ている人向けです。

ダイエット向きとは言えませんが、ダイエット中に起こりやすい症状に向いていると言えます。

服用する際は自分の症状を見極めて慎重に。

配合されている生薬
  • 猪苓(チョレイ)
  • 茯苓(ブクリョウ)
  • 蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)
  • 沢瀉(タクシャ)
  • 桂皮(ケイヒ)

半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

自律神経の乱れを治し、神経を鎮めて心と体のバランスを正常に保つ効果があります。

心身共に疲れやすい人にオススメです。

体の代謝を上げて脂肪燃焼をサポートするとともに、冷え症にも有効的なので夜になると末端が冷えてしまう人はぜひとも試してみてください。

他にも不安感や緊張感、イライラを抑えて不眠症や神経性の胃炎や動悸にも効果があるのでストレスを抱えている人にもオススメです。

ストレスによって暴飲暴食を繰り返してしまう人がいるので、予防という面でも試してみると良いでしょう。

配合されている生薬
  • 半夏(ハンゲ)
  • 厚朴(コウボク)
  • 茯苓(ブクリョウ)
  • 蘇葉(ソヨウ)
  • 生姜(ショウキョウ)

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記事執筆・監修

漢方薬剤師/薬膳料理家/国際中医師/国際中医美容師

大久保 愛

「アイカ製薬」代表取締役。
秋田の自然で薬草や山菜を採りながら育ち漢方や食に興味をもつ。薬剤師となり中国の北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て漢方・薬膳の専門家として商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

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