病気・未病

塩分排出と保温がカギ!冬の血圧コントロール術

高血圧は、ストレス、喫煙、肥満、塩分の取り過ぎ、運動不足などが原因と言われています。
適切な運動は、交感神経の緊張が緩和され血圧が下がりやすくなります。
寒い時期は運動不足になりやすいですが、室内でできる体操やストレッチなどで身体を動かすようにしましょう。
やりすぎは血圧が上がり、逆効果になるので注意が必要です。

血圧の高い方に取り入れてほしい栄養は?

血圧の高い方が取り入れたい栄養として、カリウムやマグネシウム等が挙げられます。
カリウムには、体内から余分な塩分(ナトリウム)の排出を促す働きがあり、野菜や果物、海藻類、豆類などに多く含まれています。また、海藻や豆類、ナッツ類などにはマグネシウムが含まれており、カリウムの働きを助けてくれます。
ただし、血糖値が高い人の果物の摂りすぎや、腎臓病の人は、重症度によりカリウム摂取量の制限があるので注意してください。

冬の「高血圧」リスクを減らすコツ

血圧は温度変化にとても敏感で、特に寒くなる時期は、体温を逃さないように血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。
高血圧の方では、夏と冬で10mmHg程度の血圧の差がある方が多いようです。
急激な温度変化による血圧の変化は、血管に大きなダメージを与える可能性があるため、室内外の温度差をなるべく少なくすることが大切です。
寒い時期に外出する際は、首もとや袖、足元などを保温することで、血圧の上昇を防ぐことができます。
また、入浴時には、ヒートショックに注意が必要です。
寒い脱衣所から急に熱い温度の湯舟に入ると、急激な血圧の変動が起き、心筋梗塞や脳卒中に繋がりかねません。
熱いお湯は避け、入浴前に脱衣所と浴室は暖かくしておきましょう。

高血圧は、定期的な健診を受けたり、自身で血圧を測定しないと、なかなか気付くことができません。
特に、日本人は食生活の観点からも高血圧になりやすい傾向にあるので、日頃の生活習慣を見直し、高血圧になりにくい身体づくりを目指しましょう。

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記事執筆・監修

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漢方生薬 研究所

漢方生薬研究所のスタッフによる執筆・監修記事です。漢方をはじめ、第二類医薬品や第三類医薬品、健康食品、サプリメント情報を配信しています。

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