漢方薬・生薬

小青竜湯加石膏の効果や効能は?配合されている8つの生薬をチェック

小青竜湯加石膏はあまり聞きなれない漢方ですが、小青竜湯に石膏が配合されたものです。

今回はこの小青竜湯加石膏について詳しく書いていきます。

小青竜湯加石膏(しょうせいりゅうとうかせっこう)とは?

咳き込む女性
小青竜湯加石膏とは、「体力が中程度」の方に処方され、薄い水様の痰が出る咳、鼻水、喉の渇きがあるものに処方されます。

  • 鼻炎
  • 気管支喘息
  • 鼻炎
  • アレルギー性鼻炎
  • むくみ
  • 風邪

これらのに効果を発揮します。

小青竜湯は初期のものに処方されますが、小青竜湯加石膏は少し症状がひどい場合に処方され、小青竜湯に「石膏」が配合されたものになります。

妊娠している方、虚弱体質、胃腸が弱い方、高齢者の方に処方する場合は必ず医師と相談しなければなりません。

小青竜湯加石膏に配合されている生薬をチェック

生薬
ここでは小青竜湯加石膏に配合されている9つの生薬と、その効能につてい見ていきます。

①麻黄(まおう)

マオウ科マオウなどの地上茎を乾燥したもので、発汗、鎮咳、利水効能があり、頭痛や発熱、喘息に効果を発揮します。

②芍薬(しゃくやく)

ボタン科シャクヤクの根を乾燥したもので、筋肉の痙攣を緩和させる作用や、血管の働きを順調にする働きがあります。鎮痛、鎮痙・収斂、緩和効果があります。

③桂枝(けいし)

肉桂といわれるもので、シナモンといえば誰もが知っているものではないでしょうか?

香辛料と使用され、漢方では体を温める作用や、発汗・発散作用があります。

④細辛(さいしん)

ウマノスズクサ科ケイリンサイシンまたはウスバサイシンの根や根茎を乾燥したもので、風邪や喘息、歯痛、神経痛に使用されます。

口に含む非常に辛いのが特徴です。

⑤半夏(はんげ)

サトイモ科カラスビシャクの球茎の外側の皮をむいて乾燥したもので、体を温め発散させる作用があります。

去痰、鎮静作用に優れ、気管支炎に効果を発揮します。

⑥甘草(かんぞう)

マメ科カンゾウ属植物の根や根茎を乾燥したもので、緊張を緩和させる作用があり、解毒・鎮咳に効果を発揮します。

⑦五味子(ごみし)

マツブサ科チョウセンゴミシの果実を乾燥したもので、咳止め、滋養、喘息、喉の渇き、下痢や疲労に使用されます。

⑧乾姜(かんきょう)

ショウガ科ショウガの根茎を蒸して乾燥したもので、体を温めて新陳代謝を高める作用があります。

食欲増進や発汗作用があり、風邪や妊娠中のむくみに効果を発揮します。

⑨石膏(せっこう)

天然の含水硫酸カルシウムを主としている鉱物で、鎮静、清熱効果があるので、高熱や炎症のある浮腫みやかゆみに使用されます。

小青竜湯加石膏の副作用は?

エフェドリン
小青竜湯加石膏の副作用について見ていきましょう。

まず重篤な副作用として

  • 偽アルドステロン症
  • ミオパチー
  • 肝機能障害
  • 間質性肺炎

の4つがあげられますが、本当にに起こるものなので、過度に心配する必要はありません。

この4つについてはこちらの記事を参考にして下さい。

その他に、小青竜湯加石膏には麻黄が含まれていて、この麻黄には「エフェドリン」という成分が含まれています。

このエフェドリンは

  • 動機
  • 血圧上昇
  • 興奮
  • 不眠
  • 神経症状

が現れてしまう場合があるので、心臓疾患のある方、高血圧の方、甲状腺に病気を抱えているという方は医師に伝えてください。

また小青竜湯加石膏と飲んでから

  • はきけ
  • むくみ
  • 発疹
  • 食欲不振

などいつもと違う症状を感じたら服用は中止して、処方された医療機関で診察を受けてくださいね。

まとめ

今回は小青竜湯加石膏について書いてきました。

小青竜湯加石膏は、小青竜湯に石膏という生薬が拝配合されて出来ているもので、風邪やアレルギー性鼻炎、気管支喘息に効果があることがわかりました。

処方される場合、自分に心臓疾患や甲状腺の病気がないかどうかをしっかり伝え、用法・用量は守って服用しましょう。

また少しでもおかしいなと感じたら、すぐに服用を中止して医師の診察を受けましょう。

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記事執筆・監修

国際中医美容師

運営者

漢方生薬 研究所

漢方生薬研究所のスタッフによる執筆・監修記事です。漢方をはじめ、第二類医薬品や第三類薬品、健康食品、サプリメント、遺伝子検査の情報を配信しています。

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