漢方薬・生薬

小青竜湯加杏仁石膏の効果とは?配合されている10種類の生薬を確認

小青竜湯加杏仁石膏という漢方はあまり聞きなれなものですが、小青竜湯に杏仁と石膏を加えたものです。

今回は小青竜湯加杏仁石膏の効果や配合されている生薬について見ていきます。

小青竜湯加杏仁石膏(ショウセイリュウトウカキョウニンセッコウ)の効果は?

小児喘息
小青竜湯加杏仁石膏は

  • 小児喘息
  • 気管支喘息

に効果があり、これらの症状が現れたときに処方されます。

小児と書いてあるので、子供にも処方される漢方ですが、妊娠中の方が服用する場合は注意注意が必要です。

小青竜湯加杏仁石膏は小青竜湯に杏仁と石膏が加わったもので、風邪や咳の症状などが酷くなったときに処方されます。

小青竜湯についてはこちらの記事を参考にして下さいね。

小青竜湯加杏仁石膏に配合されている生薬は?

生薬
ここでは、小青竜湯加杏仁石膏に配合されている10種類の生薬とその効果について見ていきます。

①乾姜(かんきょう)

ショウガ科ショウガの根茎を湯通し、蒸して乾燥したものです。

血液の流れを改善して冷え性の改善に効果があり、健胃、嘔吐、腹痛、下痢の症状を緩和します。

②甘草(かんぞう)

マメ科カンゾウ属植物根を乾燥したもので、鎮痛、去痰、下痢、動悸、腫れものに使用されています。

漢方の約7割に配合されているポピュラーな生薬で、他の薬物の効能を高めたり毒性を緩和する効果があります。

③杏仁(きょうにん)

バラ科アンズなどの種子を乾燥したもので、咳止め、去痰、便秘などに効果を発揮します。

杏仁は薬用には苦杏仁が使用されていて、杏仁豆腐には、甜杏仁が使われています。

④桂皮(けいひ)

クスノキ科トンキンニッケイの樹皮を乾燥したもので、シナモンのとして主に用いられています。

発汗や止痛作用があり、手足の冷えや腹痛、下痢、のぼせに使用されます。

⑤五味子(ごみし)

マツブサ科チョウセンゴミシの果実を乾燥させたもので、咳止め、滋養。喉の渇き、下痢、疲労に使用されています。

⑥細辛(さいしん)

ウマノスズクサ科ケイリンサイシンまたはウスバサイシンの根や根茎を乾燥したもので、咳止め、喘息、頭痛、歯痛、神経痛に使用されています。

口に含むと非常に辛い特徴があります。

⑦芍薬(しゃくやく)

ボタン科シャクヤクの根を乾燥したもので、補血、止痛の効能があり、腹痛、筋肉痛に使用されます。

⑧石膏(せっこう)

石膏は天然の含水硫酸カルシウムの鉱物で、鎮静、熱性疾患の際の高熱や炎症のある浮腫み・かゆみに使用されます。

⑨半夏(はんげ)

サトイモ科カラスビシャクの塊茎を乾燥したもので、鎮静、吐き気、嘔吐、不眠に使用されます。

⑩麻黄(まおう)

マオウ科マオウの地上茎を乾燥したもので、発汗、鎮咳、、利水効果があり喘息や咳、頭痛に効果があります。

麻黄はドーピング検査の規制物質にも指定されています。

小青竜湯加杏仁石膏の副作用を確認

副作用
小青竜湯加杏仁石膏には

  • 偽アルドステロン症
  • ミオパチー
  • 肝機能障害
  • 間質性肺炎

といった重篤な副作用があります。この副作用についてはこちらの記事を参考にして下さいね。

また、小青竜湯加杏仁石膏には「麻黄」が含まれています。

麻黄にはエフェドリンが含まれていて

  • 動機
  • 血圧上昇
  • 興奮
  • 不眠
  • 神経症状

が現れることがあるので、心臓に病気がある方、不整脈、狭心症など心臓疾患のある方は必ず医師に伝えましょう。

さらに下痢や腹痛も報告されているので、服用していておかしいなと思ったら服用を辞めて、医師の診察を受けて下さい。

まとめ

いかがでしたか?

今回は小青竜湯加杏仁石膏について見てきました。

子供の小児喘息に効果を発揮する漢方なので、安心・安全ですが、服用する際は医師の指示に従い正しい服用方法で飲みましょう。

さらに服用中におかしいと感じたら服用を中止して医師の診察を受けましょう。

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記事執筆・監修

国際中医美容師

運営者

漢方生薬 研究所

漢方生薬研究所のスタッフによる執筆・監修記事です。漢方をはじめ、第二類医薬品や第三類薬品、健康食品、サプリメント、遺伝子検査の情報を配信しています。

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