漢方薬・生薬

麻黄湯(まおうとう)の効果・効能!インフルエンザにも効果的な漢方薬

初期のインフルエンザや各種感染症・気管支炎などに効果的な漢方薬でこれら以外にも様々な症状に有効です。

今回はこの、麻黄湯(まおうとう)の効果・効能について紹介していきます。

麻黄湯の効果・効能とは?

漢方薬の麻黄湯(まおうとう)は、発汗作用を持つ、代表的解表剤の一種です。

風邪の初期症状の頭痛・悪寒・発熱・腰痛・関節痛・咳・喘息などの症状の改善・治療に用いられています。

この麻黄湯の凄いところは、小児にも適用がありタミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬とは働きが異なりますが、インフルエンザにも効く漢方薬です。

また、自然に汗の出ないものの次の諸症“感冒,インフルエンザ(初期のもの),関節リウマチ,喘息,乳児の鼻閉塞,哺乳困難 などにも効能があります。

また、この麻黄湯には病院で処方される「ツムラ麻黄湯エキス顆粒(医療用)」やドラッグストアで買うことができる「ツムラ漢方麻黄湯エキス顆粒(第2類医薬品)」などがあります。

麻黄湯に配合されている成分(生薬)

麻黄湯は次の生薬で構成されています。

  • 麻黄(マオウ)
  • 杏仁(キョウニン)
  • 桂枝(ケイヒ)
  • 甘草(カンゾウ)

麻黄(マオウ)

麻黄(マオウ)は、マオウ科のマオウなどの地上茎を乾燥したものです。

発汗解表作用、鎮咳効果、利水作用などがあります。

発熱、頭痛、咳嗽(せき)、喘息などを治します。

杏仁(キョウニン)

杏仁(キョウニン)は、バラ科のホンアンズ又はアンズの種子です。

麻黄との組み合わせにより発汗作用増強効果があります。

胸にたまった水分、痰などを治し、呼吸困難、咳嗽を治します。

桂枝(ケイヒ)

桂枝(ケイヒ)は、クスノキ科トンキンニッケイやその他同属植物の樹皮を乾燥したものです。

麻黄の補助として働き、咳や痰の緩和をする作用があります。

食欲不振、神経性胃炎、慢性胃炎、渭酸過多症、勤悸、つわり、尿量減少、生理痛などにも効果的です。

甘草(カンゾウ)

甘草(カンゾウ)は、マメ科カンゾウ属植物の根や根茎を乾燥したものです。

急性の症状を緩和し、生薬間の調和をはかります。

鎮痛、鎮痙、解毒、鎮咳などの効能があり、咽喉痛、胃痙攣、胃潰瘍、胃痛、十二指腸潰瘍などを治します。

麻黄湯の正しい飲み方

薬を飲む
麻黄湯は、通常1日2回〜3回に分割し、食前もしくは食間に水またはぬるま湯で服用します。

漢方は、年齢・体力・体重・体質・症状などにより適宜増減されることがありので、必ず医師や薬剤師の指示に従い利用するようにしましょう。

麻黄湯の副作用と注意点

ストレス女性
漢方薬は、比較的副作用が少ないことで知られていますが医薬品なので絶対に副作用がないわけではありません。

確認されている副作用としては、発疹、発赤、かゆみ、不眠、発汗過多、頻脈、動機、体がだるい、興奮する、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、排尿障害などが報告されています。

このような関連する症状が現れたら使用するのを中止し、医師または薬剤師に相談するようにして下さい。

また、以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある方、狭心症・心筋梗塞などの心臓に障害がある方。

甲状腺機能亢進症、重症高血圧症がある方、妊娠または授乳中の方、他に薬などを使っている方は、このような方は、使う前に必ず医師や薬剤師に確認するようにして下さい。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、麻黄湯(まおうとう)効果・効能について紹介してきました。

麻黄湯は、インフルエンザを含む風邪の初期症状の、頭痛・悪寒・発熱・腰痛・関節痛・咳・喘息などの症状の改善に効果的な漢方薬です。

小児にも適用されていますが服用の際は、用法・用量を守ることが大切です。

含有量が多くなると副作用として身体にさまざまな症状が起こることがあるので、正しい方法で飲むようにして下さい。

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記事執筆・監修

漢方薬剤師/薬膳料理家/国際中医師/国際中医美容師

大久保 愛

「アイカ製薬」代表取締役。
秋田の自然で薬草や山菜を採りながら育ち漢方や食に興味をもつ。薬剤師となり中国の北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て漢方・薬膳の専門家として商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

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