漢方薬・生薬

加味逍遙散(カミショウヨウサン)の効能と副作用とは?分かりやすく解説

加味逍遙散は、女性に効果的な漢方薬です。血行不良やホルモンのバランスを整える効果が期待できると言われています。女性の味方と呼ばれる漢方薬の一つです。

加味逍遙散の効能

加味逍遙散の効能
血行不良を改善し冷えを軽減したり、ホルモンバランスを整える働きも期待できます。

イライラや神経症を抑制することもできるので、精神的に落ち着かない人にも使ってほしい漢方薬です。

加味逍遙散の副作用

漢方薬も医薬品なので副作用はあります。西洋医学の薬と比べて非常に少ないのですが、起こりうる副作用について紹介していきます。

手足のしびれや筋肉のピクつき

手足がしびれて物が持てなくなったり、筋肉がピクピクと動き落ち着きがなくなることがあります。どちらも体を酷使することで症状が表れますが、特に理由がないときには副作用を疑ってください。

吐き気や食欲不振

吐き気や気持ち悪さを感じ、食欲不振を併発することがあります。実際に吐いてしまうこともあり、重症化すれば慢性的な状態になっていきます。

少しでも吐き気を感じたら使用をやめ、安静にしましょう。

下痢や便秘

長時間下痢や便秘が続き、便通に大きな障害が出ます。腹痛や膨満感の症状も見られるので、非常に不快を感じます。

倦怠感から体の力が入らない

倦怠感から体の力が入らず、ものがうまく持てないといったことが起こります。体が重苦しくなるので憂鬱感が増し、何もやる気が起きないといった症状を感じることもあるでしょう。

発熱と黄疸

発熱が起こり黄疸の症状がみられることもあります。急に体が熱くなるようなことがあったら、副作用を疑ってみてください。

副作用はさまざまな形で体に表れます。上記の症状のみならず、少しでも異常を感じたら服用を中止し医師や薬剤師に相談してください。

加味逍遙散の注意点

加味逍遙散の注意点

妊娠中の女性

使用したい場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

持病を持っている人

持病を持っている人が漢方薬を利用すると、さらに症状を悪化させる恐れがあります。必ずかかりつけの医師に相談しましょう。

胃腸が弱っている人

胃腸が弱っている人は注意が必要です。副作用の症状が出やすくなり、体調を崩すことがあるからです。

飲み合わせに注意が必要

漢方の飲み合わせ
加味逍遙散は飲み合わせに注意が必要な漢方薬ですが、特に避けたい組み合わせが存在します。

甘草

甘草は甘みのある漢方薬です。漢方薬ならではの癖が少なく飲みやすいので、多くの漢方薬に配合されています。薬や漢方薬を買うときは、必ず成分表を確認しましょう。

グリチルリチン

加味逍遙散と使用すると、体のこわばりや手足のしびれが起こることがあります。

漢方薬だけに頼り切らない生活が大切

漢方薬は効果的な薬ですが、それだけに頼らず生活習慣も整えていきましょう。

無理のない運動

ストレスを感じない程度に継続できる運動が大切です。できれば7000歩は歩くようにするとよいのですが、無理のないように30分程度のウォーキングでも効果的です。

食生活の改善

脂っぽいものや肉類だけを食べずに、消化器系への負担も考えてみましょう。

漢方薬を服用しやすくする方法

漢方薬の飲み方

カプセル容器を利用

漢方薬は粉末で売っていることも多いので、飲みにくくより苦みを感じたという人が珍しくありません。そんな時はカプセルにつめて服用するのもオススメです。

胃の中で溶けるので口の中に苦みが広がらずに済みます。空のカプセルは通販で気軽に購入することができますよ。まとめ買いをしておくと便利でしょう。

手作りチョコレートに混ぜる

手作りチョコレートに混ぜて、お菓子感覚で服用していくのもおすすめです。やり方は簡単で、チョコを湯銭で溶かして加味逍遙散を投入、その後好きなチョコレート型に入れ固めます。

まとめて作ることができるのでとても便利なうえ、冷凍するので持ちがいいのが特徴です。好きなフルーツやナッツを混ぜて、スイーツ感をアップさせるのも楽しいでしょう。

濃い抹茶に混ぜる

元々濃いものに混ぜて漢方薬の苦みをごまかす方法もあります。濃い抹茶を作りそこに加味逍遙散を混ぜてしまいましょう。元々苦いので、漢方薬ならではの癖が気にならなくなります。

加味逍遙散は悩める女性の味方!

加味逍遙散は特に女性にありがちな、ホルモンバランスの乱れや月経不順に効果的な漢方薬です。自律神経を整え安眠も期待できます。

無理のないよう服用を続けていきましょう。

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記事執筆・監修

漢方薬剤師/薬膳料理家/国際中医師/国際中医美容師

大久保 愛

「アイカ製薬」代表取締役。
秋田の自然で薬草や山菜を採りながら育ち漢方や食に興味をもつ。薬剤師となり中国の北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て漢方・薬膳の専門家として商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

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