滋陰降火湯で咳や微熱を改善!効能と副作用
滋陰降火湯(ジインコウカトウ)という漢方薬を知っているでしょうか。
咳や微熱の症状に効果的な漢方薬で、うまく活用すればとても使っていきやすい漢方薬なんですよ。
その効能と副作用を詳しく紹介していくので、特徴をよく知り正しく使用していってください。
滋陰降火湯の効能
滋陰降火湯(じいんこうかとう)は咳や微熱の症状に効果的な漢方薬です。
特に呼吸器系に支障を感じている人に、使っていきやすい漢方薬といえるでしょう。
病院でも処方されることがあり、体力が低下している人に向く薬で、気管支炎などの病気が長引き、のどにうるおいがなくなり、痰が切れにくかったり、せき込む人の気管支炎、咳に用いられます。
咳や微熱の症状が続いたら、早めに対策を行っていってください。
滋陰降火湯の副作用
ほとんど副作用が起こることがない滋陰降火湯(ジインコウカトウ)ですが、一部副作用を感じてしまう人がいます。
症状が出ていることに気付かず使用を続けると重症化していくこともあるので、もし症状を感じたら早めに対策を行っていきましょう。
胃の不快感
胃に不快感があり、気持ち悪さや胸やけも感じることがあったら、副作用を疑いましょう。
無理に服用を続けると、実際に吐いてしまうこともあります。
むくみと体重増加
むくみの症状が続き、体重増加を伴うこともあります。むくみは体に余分な水分がたまり、その結果皮膚が膨張してしまう症状です。
鏡で見ることで確認することもできますが、もし分からないときは人に確認してもらうのも手です。
筋肉のピク付きやふるえ
特に理由がないのに筋肉がピク付き、ふるえを感じることもあります。
物が持てないといった症状を伴うこともあるので、よく注意しておいてください。
倦怠感
体が怠くなり、うまく動かせないといった症状が起こることがあります。
なんとなくもやもやする、気持ち悪さを感じるといったことがあったら副作用を疑ってください。
このように滋陰降火湯(ジインコウカトウ)を使うことで、さまざまな症状が表れることがあります。
ただ人によって体質が違うので、ほかの症状が起こることもあるんです。
ここで書かれている症状がすべてとは限らないので、少しでも体に異常を感じたら滋陰降火湯の使用をやめてください。
不安なときは医師や薬剤師に相談しましょう。
滋陰降火湯の注意点
滋陰降火湯(ジインコウカトウ)は、ほとんどの人に使っていきやすい漢方薬です。
ただ一部使用に注意が必要な人もいます。事前に確認しておいてください。
妊娠中の人
妊娠中の人が滋陰降火湯を服用すると、体調不良のきっかけとなることがあります。妊娠中の女性の体はデリケートなので、体にどんな症状をもたらすか分からないんです。
自分の判断で使用せず、必ず医師に判断してもらってください。
ほかの薬を服用している人
ほかの薬を服用している人が滋陰降火湯を使用すると、薬との兼ね合いにより体調に変化をもたらすことがあります。
医師から処方された薬はもちろん、市販の薬にも注意を払いましょう。
複数の薬を服用したいときは、医師や薬剤師に相談してください。
持病を抱えている人
持病を抱えている人が滋陰降火湯を服用すると、体調不良のきっかけとなることがあります。
持病の症状は人によって違うため、独断での使用は危険を伴います。
必ず医師に相談してから服用してください。
このように滋陰降火湯(ジインコウカトウ)の使用には、注意が伴います。不安なことがあったら、医師や薬剤師に相談してください。
胃腸が弱っている人
胃腸が弱っている人が滋陰降火湯を服用すると、体調が悪くなってしまうことがあります。
滋陰降火湯の正しい服用法
滋陰降火湯(ジインコウカトウ)は正しく服用していくことが大切です。
正しく服用していかないと、効能を損ねてしまうことがあるからです。
まず大切なのは水かお湯を使用することです。
それ以外で服用すると、効能をしっかりと感じられないかもしれません。
服用するタイミングも大切になります。食前や食間を守るようにしてください。
漢方薬ならではのデメリットとは?
多くのメリットがある滋陰降火湯(ジインコウカトウ)ですが、デメリットも存在します。
独特の苦みや風味がある
滋陰降火湯(ジインコウカトウ)を初めとする漢方薬には独特の苦みや風味があり、人によっては飲みにくいと感じることがあります。
また苦みだけではなく、甘みや酸っぱみも感じることがあるんです。
即効性は感じられないことが多い
滋陰降火湯(ジインコウカトウ)は体の回復機能に、徐々に働きがけていく存在です。
そのため即効性を感じにくく、すぐに症状を解消したい!といった人には、向かないことがあります。
漢方薬を服用するのに食品を利用するのはあり?
漢方薬を服用するためには、水かお湯で服用することが大切になります。
ただ服用しにくい漢方薬を飲みやすくしていくためには、食品をうまく利用していくのもありなんです。
漢方薬と一緒に使っていきやすい食品
漢方薬を服用するのに食品を利用するのもありですが、何でもいいといいわけではありません。
食品によっては、かえって漢方薬の服用を邪魔してしまう食品もあります。
ここでは特におすすめの食品を紹介していきます。
コンデンスミルク
コンデンスミルクはとても使っていきやすい食品です。
アレンジがしやすく、簡単に滋陰降火湯と混ぜていくことができますよ。
そのままパンやホットケーキに混ぜて、食べていくのもいいでしょう。
ハチミツ
ハチミツもアレンジしやすく、漢方薬との相性がいい食品です。
そのまま容器に入れスプーンですくって食べるのもいいですが、スイーツにかけて食べるのもいいでしょう。
スムージー
スムージーは野菜やフルーツとの相性がいい飲み物です。
さまざまな風味や味わいが混ざり合っているので、滋陰降火湯がもつ独特の味わいや風味をごまかしてくれます。
味が足りないと感じたら、砂糖やスパイスを添えてみるのもいいでしょう。
紅茶や抹茶
紅茶や抹茶といった、香りの強い飲み物と一緒に服用してみるのもいいです。
強い香りが滋陰降火湯のもつ味わいや風味をごまかしてくれるので、とても飲みやすくなりますよ。
もし味わいが足りないと感じたら、砂糖やハチミツを添えて飲んでみるといいですね。
手作りゼリー
滋陰降火湯を手作りゼリーに混ぜて、食べて見るのもいいでしょう。ゼリーは口当たりがよく、アレンジもしやすいのでとても便利ですよ。
例えばフルーツを入れて、さまざまな違いを楽しんでみるのもいいでしょう。
注意点を守りながら滋陰降火湯を服用しよう
滋陰降火湯(ジインコウカトウ)は、咳や微熱の症状に効果的な頼もしい漢方薬です。
ただ服用には注意点があり、使う人によっては副作用が起こってしまう人もいます。
また使用することで体調が悪くなってしまう人もいるんです。そういった自体を予防するためには、その効能はもちろん副作用や注意点も知り活用していく必要があります。
滋陰降火湯の特徴を正しく知り、うまく活用していきましょう。