漢方薬・生薬

水分を調節する「四苓湯」!効果や生薬を知っておこう

四苓湯という漢方を聞いたことがありますか?

体内の水分を調整する作用があることで有名な漢方です。

今回はこの四苓湯の効果や配合されている生薬について書いていくので、ぜひ一読してみて下さいね。

四苓湯(しれいとう)とは?

喉が乾いている
四苓湯は、体内の「」の循環を改善して、無駄な水を取り除く効果がある漢方です。

体力に関わらず使用できるので、多くの方に処方されています。

のどが渇いて水分を摂取しても尿の量が少ない、さらに吐き気や嘔吐、下痢、むくみに使用されます。

その他にも急性胃腸炎や暑気にあたったときなどに処方されています。

この体内の水の乱れで起こる病態を「水毒」といい、これから紹介する生薬には、体内の水分を調整する効果があります。

四苓湯に配合されている4つの生薬の効果は?

漢方
ではここからは四苓湯に配合されている生薬やその効果について見ていきます。

①茯苓(ぶくりょう)

松の根に寄生するサルノコシカケ科マツホドの菌核を乾燥したもので、利水効果にすぐれ、浮腫みや食欲不振、動悸や眠気に使用されます。

②猪苓(チョレイ)

サルノコシカケ科チョレイマイタケの菌核を乾燥したもので、利水効果に優れていて、むくみや排尿障害、下痢の症状緩和に使用されます。

③蒼朮(そうじゅつ)

ホソバオケラ、あたはシナオケラの根茎を乾燥したもので、利尿、整腸効能があり、体内の水分の代謝異常を改善する効果があります。

似たようなものに白朮という生薬があります。

④沢瀉(たくしゃ)

オモダカ科のサジオモダカの塊茎を乾燥したもので、利水、清熱効果があります。

むくみやめまい、膀胱炎といった排尿障害に使用されます。

四苓湯の注意点

注意医者
最後は四苓湯を服用するときの注意点を書いておきます。

①副作用が出たらすぐ受診

まず四苓湯は体力に関わらず処方出来ますが、副作用が出ないというわけではありません。
人によっては

  • 腹痛
  • 吐き気
  • 下痢

などが起こったり、アレルギー症状による皮膚の発疹や痒みが現れることもあります、副作用に関しては過度に心配する必要もありませんが、服用していておかしいなと感じたらすぐに病院を受診して下さいね。

②子供や妊娠中の方は医師との相談を

子供や、妊娠をしている方への投与は、安全性が確立されていないので、絶対大丈夫とは言えません。

そのため服用する際は必ず医師と相談してから服用しましょう。

③持病があり薬を飲んでいる場合は申告を

持病があって普段から薬を飲んでいるという方は、飲み合わせが合わない場合もあります。

そのため、自分が服用している薬はしっかり伝えましょう。

まとめ

今回は四苓湯について書いてきました。

四苓湯は体力に関わらず処方出来るので、多くの方が服用しています。

しかし処方された際には、医師の説明に従い用法・用量を守って正しく服用しましょう。

また体調が少しでもおかしいと思ったら、すぐ病院を受診しましょう。

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記事執筆・監修

国際中医美容師

運営者

漢方生薬 研究所

漢方生薬研究所のスタッフによる執筆・監修記事です。漢方をはじめ、第二類医薬品や第三類薬品、健康食品、サプリメント、遺伝子検査の情報を配信しています。

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