話題の遺伝子検査でわかることって?将来の自分のために今知りたい事
テレビで紹介されてからTwitterやFacebookなどのSNSで話題となった遺伝子検査。
やってみようかな?と興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。
でも遺伝子検査で何がわかるの?と疑問に思っている方も多くいらっしゃいます。
そんな人のために今回は遺伝子検査でわかることについて詳しくご紹介します。
この記事を参考に遺伝子検査に対する理解を深めましょう!
遺伝子検査とは?
遺伝子検査と聞くと怪しい・費用が掛かる・検査機関がごく僅か・個人で検査は難しいなどマイナスなイメージがあります。
しかし近年の技術革新によって遺伝子検査は身近なものになりつつあります。
遺伝子検査キットと言うものをメディアやSNSで目にしたと言う人も多いのではないでしょうか。
今までの遺伝子検査では採血によって採取される血液細胞を使って遺伝子検査を行っていましたが、口腔内の粘膜を採取して遺伝子を検査する方法があります。
自宅で簡単に採取できるため多くの遺伝子検査キットが販売されています。
自分の唾液サンプルを採取し、専門機関に郵送するだけの簡単ステップで自分の遺伝情報が検査できるなんてびっくりですよね。
実際に使用者が年々増加すると共に様々なタイプの遺伝子検査キットが販売されています。
さらにそれだけでなく、遺伝子検査専門の医療機関も設立されています。
しかし良いこともある反面、遺伝子検査に対する理解があまり進んでいません。
遺伝子検査でわかることについて詳しく見ていきましょう。
遺伝子検査でわかること
遺伝子検査で一体何がわかるのでしょう?
遺伝子検査キットを例に出してみると各社数種類の検査キットを販売しています。
これは用途に合わせて作られていて、検査したい項目によって細かく分類されています。
まとめて全てを検査できるタイプもありますが、今回はそれぞれ項目ごとにご紹介します。
将来かかりやすい疾患リスク
遺伝子検査を行う人の多くは将来自分がかかりやすい病気を調べます。
遺伝による病気は「がん」が良く知られていますよね。
ガン家系の方は特に自分がどのようなガンになりやすいのか調べることで定期的な健康診断を行ってガンを早期発見出来たり、ガン予防の生活を送ることが出来ます。
他にも糖尿病や高血圧といった生活習慣病からあまり知られていないような病気まで100項目以上の病気の発症リスクを検査で把握することが出来ます。
自分のダイエット体質
日本人の肥満タイプは大きく分けると4パターンに分けることが出来ます。
実はこのパターンは遺伝子によって決まっているってご存じでしたか?
遺伝子は生命を維持するために欠かせないたんぱく質の設計図です。
そのため遺伝子を検査することで自分がどのような体質でどういった食事制限や運動方法が良いのか、どの部位が太りやすいのかなど事細かに把握することが出来ます。
検査キットによっては検査して結果を報告するだけでなく、おすすめの運動方法や摂取した方が良い食べ物・摂取を避けたほうが良い食べ物を教えてくれます。
更に丁寧なメーカーさんはレシピブックまで付けてくれるのでダイエットをどうしても成功させたいという人に人気が高くなっています。
祖先のルーツを辿れる
殆どの細胞に含まれている「ミトコンドリア」という器官をご存じですか?
エネルギーを作りだすとても大切な器官で、特徴的なDNAを持っています。
ミトコンドリアも遺伝するものですが、母親からしか遺伝しません。
ミトコンドリアを解析すると人類が誕生したと言われている時代まで祖先を辿ることが出来ます。
人類はアフリカを起源に世界中へ広がったとされています。
私たちの祖先がどのようなルートを辿って日本へたどり着いたのか、そのルーツを探る旅が出来るのです。
ちょっとしたロマンを求めて自分の祖先を調べてみませんか?
肌質と肌の老化原因
あんまり知られていませんが、肌にも遺伝が関係しています。
紫外線対策やしわ対策を行ってアンチエイジングケアもしているのに年々肌が老化の一途を辿っているのは自分の肌質に合ったケアが出来ていない可能性があります。
自分の遺伝子を検査することでシワ・シミが出来やすいのか、抗酸化力はあるのかなどを知ることが出来ます。
自分の肌がシワに弱いのかシミに弱いのかによって的確に肌ケアが行えるだけでなく、食生活でもシワに効果がある食材・シミに効果がある食材など効率よく摂取することが出来ます。
メーカーによっては肌に良い食材の一覧やおすすめレシピを検査結果に添付してくれるサービスを行っているものもあります。
美肌になりたい方はぜひご利用ください!
遺伝子検査で気を付けること
一見すると良いことが沢山ある遺伝子検査に見えますが、気を付けなければいけないことがあります。
遺伝子検査を正しく安全に行うために気を付けるポイントをご紹介します。
ぜひご自身の遺伝子検査時に役立ててみてください。
医療行為ではない
遺伝子検査は医療行為ではなく、医師による診断でもありません。
病院への影響力もないため薬の処方箋にもなりませんので医療とは別の区分としてお考え下さい。
遺伝子検査はあくまでも将来に発病する可能性が比較的高い病気を知るものです。
内容は参考程度にしておくことをおすすめします。
遺伝子研究は発展途上
遺伝子の研究は進んでいるとはいえ、2018年現在でも未解明な部分が多いです。
解析結果は過去のデータと照らし合わせ、統計によって結果を出しています。
そのため会社ごとに保有しているデータに違いがあり、複数の検査キットで調べてみると結果が違う場合があります。
最近では以前よりも検査を受ける人が増加し、各社実績を伸ばしているため確実性の高いデータとなっています。
検査キットを選ぶ際は売上がトップレベルの信頼性が高いメーカーを選びましょう。
遺伝子は究極の個人情報
遺伝子の取り扱いは慎重に行うべきものです。
遺伝子は個人を特定するもので、皆さん知っての通り重大な犯罪捜査では「DNA鑑定」が用いられています。
同じDNAを持っている人は居ないので、遺伝子情報は究極の個人情報なのです。
自分の情報を渡すわけですから、情報管理を徹底しているメーカーを選ぶようにしてください。
一定時間経過したものは検査サンプルを破棄するとしている会社は比較的信頼出来ます。
購入するサイトに個人情報の取り扱い方法の有無を調べるだけでも安全性が劇的に変わると言えます。
病気は環境的要因が大きい
遺伝子検査の結果である病気の発症リスクが高いからと言って必ず発症するものではありません。
病気は環境的要因による発症確率が高いと言われていて、日ごろからの予防が重要になります。
生活習慣を改善することで、関連している病気の発病リスクも下げることが出来ます。
あくまで発病リスクを知り、予防するための検査が遺伝子検査とお考え下さい。
まとめ
いかがでしたか?
今回は遺伝子検査でわかることについてご紹介しました。
遺伝子検査ではDNAを解析し、病気の発病リスクからダイエットの方法・スキンケアの方法・性格判断など様々な事がわかるものでした。
市販の検査キットであれば病院で行ってくれない検査ができて費用が安く、種類も豊富にあります。
しっかりとメリット・デメリットを把握して遺伝子検査を行ってみてください。