緊張型頭痛ってどんな頭痛?症状や原因からみる予防と対処法
緊張型頭痛は頭痛は、慢性型の頭痛の中で一番多い頭痛とされており、身体のストレスや無理な姿勢、緊張などが原因で起こると考えられています。
今回はこの、緊張型頭痛の症状から原因、予防法、対処法まで詳しく紹介していきますので、現在この頭痛でお悩みの方は是非参考にしてみて下さい。
緊張型頭痛の症状とは?
頭全体や後頭部、首筋に、同じような痛みが毎日起こったり、締めつけられるような痛みが30分~7日間続く症状が緊張型頭痛と言えます。
この緊張型頭痛は偏頭痛などと異なり、動くと痛みが軽減されたり、仕事や家事もなんとかできるくらいの痛み方なのが特徴です。
頭痛以外の症状としては、肩や首の強いこり、ふらつき、めまい、全身のだるさなどがあります。
頭痛の約7割の方が「緊張型頭痛」と言われており、老若男女問わず、どの年齢層でもみられ、「反復性緊張型頭痛」と言われるたまに起こるタイプから、「慢性緊張型頭痛」と言った毎日のように痛むタイプがあります。
主な症状をまとめると、
- 締めつけられるような重い痛み
- 一定の鈍い痛みが続く
- 痛みを感じ始めると30分から7日間続く
- 肩や首のこりなど別の症状を伴う
- 長時間パソコンを使った後に痛む
偏頭痛の症状のみられる嘔吐などの症状はなく、ライフスタイルの改善で症状が緩和されたりします。
緊張型頭痛の原因とは?
緊張型頭痛を引き起こすメカニズムは、身体的・精神的なストレスが関係しているとされており、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉が緊張状態になると血流が悪くなります。そうなると、筋肉内に老廃物がたまり、神経が刺激されて発症する痛みです。
身体的ストレスによるもの
特に多いのが長時間のパソコンの使用、無理な姿勢での作業など頭から首にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなったときに発症する痛みです。
この症状になりやすい方は、首筋の筋肉が弱い女性の方の多くみられ、頭部を支える筋力が足りず、無理な姿勢や長時間パソコンの使用などで負担がかかり頭痛を引き起こしやすい傾向があります。
精神的ストレスによるもの
精神的ストレスによる緊張型頭痛は、真面目な性格の方や几帳面な方が起こりやすい症状です。
身体に精神的なストレスが続くと、脳内の神経細胞が鈍り機能不全を引き起こします。この状態になると頭痛としての痛みを感じるようになります。
緊張型頭痛の予防法
緊張型頭痛を予防するには、日常生活での「ストレス管理」がとても大切です。
身体的・精神的ストレスを上手に解消することが緊張型頭痛の予防策となります。
仕事などで長時間机に向かうような方は、休憩はしっかりとるようにし、軽いストレッチや運動などで気分転換することが大切です。
筋肉をほぐすことで血流の流れが良くなり、痛みを発生させにくくしてくれます。
また、お風呂にゆっくりとつかりながら首や肩のマッサージをするのも効果的です。身体を温めながらマッサージすることで血の巡りを良くさせ緊張型頭痛が起こらないように予防することができます。
時間がある方は、ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れるとより効果的です。
緊張型頭痛の対処法
緊張型頭痛には、アスピリンやイブプロフェン、アセトアミノフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使うことが多いです。
これらは市販の頭痛薬や風邪薬などにも含まれる成分で、「反復性緊張型頭痛」には有効でも「慢性緊張型頭痛」に毎日服用するのは好ましくありません。
長期的に飲み続けることで薬物乱用頭痛などを引き起こすデメリットもあるのでできるだけ、薬に頼らずに身体のストレスを軽減させる方法をとり頭痛の改善ができたら理想的です。
しかし、対策がなかなか取れないときは漢方薬がおすすめです。
漢方なら健康的に体質改善も同時にできるので一石二鳥です。