病気・未病

死と隣合わせ!?心筋梗塞の原因や治療方法とは?

心筋梗塞は発作が起きると、死と隣り合わせになり数分たりとも無駄には出来ません。

今回は身近な病気かつ死の危険が高い「心筋梗塞」について書いていきます。

誰もが起こる可能性があるので、ぜひ知識として読んでみて下さいね。

最悪の場合死に至る!心筋梗塞とは?

日本人の死亡原因の第2位は「心臓病」で、そのうち心筋梗塞と狭心症がなんと50%~60%を占めています。

それほど心筋梗塞は身近な病気で誰にでも発症するリスクがあります。

心筋梗塞とは、心臓に血液を運ぶ働きをしている冠動脈に動脈硬化が起こり、心筋に血液が流れなくなり、心筋が壊死して起こる病気です。

心臓には、人間が生きるために常に収縮と拡張を繰り返し、全身に血液を送っていて、そのためには大量の血液が必要になります。

しかし、冠動脈が動脈硬化を起こすと、血管の壁がもろくなり、壁の一部が剥がれて血の固まる(血栓)となります。

これが血管内で詰まり、血流が妨げられその状態が30分以上続くと、その先の心臓に酸素や栄養が届かないので壊死してしまうのです。

心筋梗塞の発作が起こると1分1秒を争い、早く処置が必要になります。

発作が治まった後、心臓の細胞はほとんど再生はしないため、後ほど紹介する外科的治療で失われたところは違う組織に置き換えます。

後遺症では、心拍のリズムが乱れやすい、心臓の収縮や拡張が弱くなるいうものがあります。

心筋梗塞の症状をチェック

では心筋梗塞にはどのような症状があるのでしょうか?

心筋梗塞の怖いところは

ある日なんの前触れもなく、胸を激痛が襲う

ということです。

・胸の中央、または左胸部に重い塊をのせたような重苦しい強い痛みがある
・焼けつくような激しい痛み、背中や肩に痛みが発生する
・30分以上痛みが続く
・冷や汗や吐き気
・呼吸困難

急に、このような症状を感じたらすぐ病院へ行くか、119番を押して救急車を呼びましょう。

実は心筋梗塞の発作が起きて1時間以内で亡くなる方が、半数以上というデータがあります。

病院に到着する前までに亡くなってしまうことが多く、本当に怖い病気です。

1分1秒でも早く救急車を呼んでください!
アンビュランス

心筋梗塞には前兆がある!

心筋梗塞はいきなり症状が出る怖い病気ですが、前兆がある場合があります。
それは
・体験したことのない胸の痛み
・圧迫されるような胸苦しさ
この2つです。

もちろん違う病気の場合もありますが、この2つを感じたら病院で検査を受けましょう。

早期発見と早期治療が心筋梗塞の悪化を防ぎます。

心筋梗塞の原因は?

心筋梗塞を起こす最大の原因は「動脈硬化」です。

動脈硬化とは高血圧や糖尿病、ストレスや喫煙が原因で、血管の壁がもろくなりコレステロールや中性脂肪が溜まりやすくなり、血管を厚くして硬くなる病気です。

心筋梗塞の最大の予防は以下で書きますが「動脈硬化」を予防するということです。

動脈硬化についてはこちらの記事を参考にしてください。

動脈硬化とは?

特にこの記事でも書いてあるように
・喫煙者
・高血圧
・運動不足
・糖尿病
・脂質異常症
・肥満
は動脈硬化を促進させ心筋梗塞を引き起こす原因になります。

心筋梗塞の治療法は?

心筋梗塞は薬を飲んで治るならいいのですが、冠動脈が狭くなったり塞がれる病気なので、薬で治すことは不可能です。

心筋梗塞では
・冠動脈が狭くなっているところを広げる
・冠動脈が狭くなったり、詰まっているところを通さず、別の血管を使用して血液を流す

この2つの治療のどちらかが選択されますが、いずれも手術が必要になります。
手術

①カテーテル治療

カテーテルは細い管を使用して行う手術で、さらに2つに分類されます。

1.バルーン治療

直径2㎜程度の細いカテーテルを右腕の動脈から挿入し、冠動脈まで進めます。

狭くなっている冠動脈部分にカテーテルを通して、バルーンを広げ血液が心筋に届くようにします。

経皮経管冠動脈形成術とも呼ぶ手術になります。

2.ステント治療

バルーンで広げたあと、冠動脈は再び狭くなることがあります。

そのため、広げた血管の内側に冠動脈ステントという筒状のものを挿入して、バルーンで広げた部分を固定する治療を行います。

バルーン治療とステント治療はほぼセットで行われます。

このカテーテル治療は、体に負担が掛かないものですが、ステント内で血の塊(血栓)が出来ないように、パナルジンやプラビックスといった抗血小板薬を一生飲む必要があります。

ステント内で急性心筋梗塞が起こることもあるので、定期的な検査が欠かせません。

②冠動脈バイパス手術

冠動脈バイパス術は、冠動脈が完全に詰まっていてカテーテル通せない、さらにカテーテルを通してもすぐに狭くなる場合に行われます。

この手術は詰まっている部分や狭くなっている部分は治療せず、動脈硬化が起きている部分を超えて、酸素がいかなくなった冠動脈に新たな通路を作ります。

迂回路(バイパス)を成型する手術なので、冠動脈バイパス術といわれます。

この新しい通路主に
・内動脈(胸板の裏に張り付いている動脈)
・大伏在静脈(脚の内側のくるぶしから膝の内側を通る部分)
を切り取って作られます。

全身麻酔で軽症な人なら3時間、重症な場合は8時間ほどかかります。

特殊なハリと糸を使い、精密さが求められる手術になるので、ルーペを装着しながら行われます。

心筋梗塞を予防する方法は?

心筋梗塞の予防は「動脈硬化」を予防することだと書きました。

動脈硬化の原因は「生活習慣」にあります。

最後は動脈硬化を予防して心筋梗塞を防ぐ4つの生活習慣について書いてみました。
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①血管を元気にする「ウォーキング」

適度な運動は、血管の循環を改善悪玉コレステロールを減らし、血管を健康にしてくれます。

さらに血圧や血糖値を下げるので、高血圧や糖尿病の予防・改善にも繋がります。

1日1万歩、または30分~40分のウォーキングを行いましょう!

運動はストレス発散にもなるので、あらゆる病気の予防に繋がります。

②塩分制限

塩分の取りすぎは、高血圧の原因になりその高血圧が動脈硬化を引き起こします。

高血圧や動脈硬化の予防には、1日6g以下が理想です。

薄味で物足りないなというときは、塩や胡椒を使うのではなく柑橘類やレモン、ゆず、香辛料で味を工夫するようにしましょう。

③低脂肪、低糖質

油類、肉類、乳製品は飽和脂肪酸が含まれていて、動脈硬化を促進してしまう可能性があります。

さらに糖質が多いものは肥満に繋がり、これも動脈硬化の原因となります。

野菜や海藻類、大豆など食物繊維やミネラル豊富な食事を心がけ、中性脂肪やコレステロールを減らすことが大切です。

④禁煙、禁酒

タバコにはニコチンや有害物質が含まれていて、血管の中に血栓を作りやすくしたり、悪玉コレステロールを増やし動脈硬化の原因になります。

これは自分が吸わなくても、受動喫煙でも起こります。

さらにお酒の飲みすぎは血圧を上昇させたり、血管の中に中性脂肪を増やしてしまうので動脈硬化を悪化させます。

禁酒・禁煙を心がけ、お酒は適量を守るようにしましょう。

まとめ

心筋梗塞は発作が起きたら1分1秒を争う、大変重大な病気です。

まずは日頃の生活習慣を見直し、動脈硬化の予防に努めることが最大の予防方法になります。

また日々生活している中で、胸のあたりの違和感がある場合は、一度必ず検査を受けましょう。

心筋梗塞は誰もがなりうる身近な病気です。

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記事執筆・監修

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漢方生薬 研究所

漢方生薬研究所のスタッフによる執筆・監修記事です。漢方をはじめ、第二類医薬品や第三類薬品、健康食品、サプリメント、遺伝子検査の情報を配信しています。

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