病気・未病

蓄膿症の原因とその症状とは?対策を行い楽になろう

鼻の不快感だけではなく頭痛や思考力の低下といった、さまざまな症状を起こす蓄膿症はとても困った存在です。プライベートや仕事にも影響する困った蓄膿症について学び、効率的に不安を解消していきましょう。

蓄膿症とは

蓄膿症
よく蓄膿症と副鼻腔炎が混同され、同じように扱われることがあります。

副鼻腔炎が慢性化したものの俗称のことです。(以下、呼び名を蓄膿症と統一します。)

急性副鼻腔炎とは

ウイルスや細菌をきっかけに、鼻水・鼻づまりといった症状を起こします。比較的治療しやすく、主に投薬による治療が行われます。

蓄膿症とは

蓄膿症は鼻の中の炎症が悪化しうみがたまり、そのうみがまた炎症を悪化させる症状が起こります。うみや炎症が広がっていくと、頭痛・頬の痛み・目の痛みを発症し被害が拡大する可能性もあります。

通常、薬によって治しますが、重症化が認められた場合手術による治療も必要です。

簡単に表現すると副鼻腔炎は初期段階の症状が出る状態をいい、蓄膿症は後期のより重く慢性化した状態を指します。

蓄膿症を解消するためにツボを利用しよう

蓄膿症自体を完全に治すことはできませんが、頭痛や鼻づまりに働きがける方法はあります。特に有効的なのが、風池(ふうち)・上星(じょうせい)・迎香(げいこう)・印堂(いんどう)です。

風池(ふうち)

風池
出典:http://www.me-kaiteki.com/recovery-method/visual-training/acupressure/huuchi.html
風池(ふうち)とは後頭部にある髪の生え際から、3㎝程度上の部分にあるツボを指します。鼻づまりや頭痛に効果的なツボで、蓄膿症による諸症状やわらげることができます。

上星(じょうせい)

上星
出典:http://kahunsyou2015taisaku.blog.so-net.ne.jp/2015-01-26
上星(じょうせい)は前髪付近の生え際から、親指1本ほど上の部分にあるツボです。頭痛や鼻づまりに効果的なツボで、場所も比較的分かりやすく気軽に押すことができます。

迎香(げいこう)

迎香
出典:https://gogo89.com/shinnkyu-news/%E7%B5%8C%E7%B5%A1%E7%B5%8C%E7%A9%B4/%E8%BF%8E%E9%A6%99/
迎香(げいこう)は鼻水を体外に出すために役立つツボです。小鼻の両脇部分にあるので、分かりやすく迷うことなく押すことができます。

蓄膿症だけではなく花粉症による諸症状にも効果的なので、花粉が舞う時期にも効果的です。

印堂(いんどう)

印堂
出典:http://health.sina.com.cn/zl/yszd/2014-11-13/172888.shtml
印堂(いんどう)は、鼻づまりや風邪による諸症状に効果的なツボです。眉の間にあるツボで、指で簡単に押すことができます。仕事中のちょっとした時間に押すことができるので、非常に便利な場所にあるツボといえるでしょう。

病院には行けないけど今すぐ蓄膿症を解消したい時は、ツボ押しを選択肢にいれてみてください。指で押すのが困難な人は、ツボ押し用の道具が販売しています。

棒状になっているものや指で握ることができるものもあるので、場所によって使い分けてみるのも便利です。

鼻うがい用の商品を使用する

市販で販売している、鼻うがい用の洗浄液を使ってみるのもいいでしょう。鼻うがい用の商品には、すでに洗浄液と容器がセットで販売されているものが多いため、忙しく手作りできない人におすすめです。

鼻の中にある雑菌を洗い流す役割だけではなく、さわやかな香料で気分の向上にも役立ちます。

注意点としては保管に気を付けることが大切です。洗浄液はしっかりとキャップ付きで保管できますが、容器は独立していることが多くほこりや雑菌の的となります。

容器だけは別に保管し、雑菌の入らない環境にしておくといいでしょう。菌の繁殖を防ぐため丁寧に洗い乾燥させることも大切です。

面倒な作業が苦手な場合は、スプレータイプや粉末タイプを利用するのが最適です。管理する場所や管理方法にそれほど気を使う必要がないため、気軽に利用していくことができます。

これだけは絶対にしてはだめ!鼻うがいの注意点

鼻うがいで間違った使い方をしているケースがあります。確認しリスクを予防しましょう。

よくあるのが洗浄液を再利用してしまいケースです。後処理の面倒さから使用した洗浄液をそのまま放置し、また次の機会に使ってしまうのです。鼻に流し込むだけなので、一見それほど汚れていないように見えるでしょう。

でも実際は自分でも気づかないうちに、逆流してしまっていることが珍しくありません。そうでなくても雑菌は鼻の入り口にも存在しています。放置しているうちに雑菌が繁殖しないとは限りません。

洗浄液は必ず使い切りとして利用していくようにしましょう。

病院ではどういった治療がされるの?

病院
病院に行くことを決意した場合、状況に合わせさまざまな治療法をすすめられます。自分の判断が必要となることもあるため、しっかりと予習しておきましょう。

保存療法

比較的軽い状態では鼻汁の吸引、ネブライザー(噴霧器)による抗生剤の吹き付けといった薬による治療が行われます。内服薬を処方されるケースもあります。

それほど負担なく行えるので、できるだけこちらの治療法を選択していった方がいいでしょう。

手術療法

重い状態だと判断された場合は、手術による治療が行われます。手術療法では鉗子(かんし)使うことによって、鼻の中の病変を取り除くことが可能となります。

全身麻酔か局所麻酔かを自分で決めることができ、主に日帰りでの施術が可能となります。

基本的には保存療法による自然な治癒が優先されるので、手術を言い渡されることはめったにありません。医師とよく相談し、治療法を決めていくことになります。

実際にある蓄膿症による困った問題

蓄膿症
蓄膿症による症状を分かりやすくするため、実際にあったケースをご紹介します。蓄膿症をそのままにしておくと、こういった困ったことになってしまうのです。

味が分からないので食事が楽しめない

蓄膿症になると匂いが分かりづらくなるので、味に対する認知能力が下がります。味わいは舌だけではなく匂いで感知している部分もあるので、放置していると食事が楽しめなくなります。

ひどい鼻づまりが起こるので鼻をふさいでしまい、うまく匂いを受け取ることができなくなるのです。

常に顔の痛みや頭痛を感じ、集中できない

蓄膿症になると頬・両目の間。眉間にかけて痛みを感じることがあります。蓄膿症によって起こる炎症が原因となりますが、解決されない限り慢性的な痛みが出ます。

そのため1日中憂鬱感と戦うことになり、集中力を落としてしまうのです。ストレスの元となり、自律神経の乱れの発端となる可能性も出てきます。

細かい作業が必要となる仕事では大きなリスクとなるでしょう。

常に鼻をかまないといけない

蓄膿症では鼻水が頻繁に出る症状が起きます。そうなると頻繁に鼻をかむ必要が出てきて、目の前の作業に集中出来なくなるのです。かみすぎて鼻の皮がむけるといった美容面での不安も生じます。

特に接客業だと鼻をかむ機会がなかなかないため、業務における重大なミスを招く可能性も出てきます。

重症化すると視力障害が起こる

蓄膿症による症状が悪化してくると、視力障害が起こることがあります。目の痛みも伴うので、特にデスクワークに支障を来たす可能性が出てきます。仕事に関わらずさまざまな作業には目を使うので、大きなリスクといえるでしょう。

空気不足による思考力の低下

鼻づまりによりうまく空気が吸えず、思考力が低下することがあります。鼻呼吸を基本としている人の場合、口からの呼吸に慣れていないため空気をうまく吸えなくなるのです。

そのため慢性的な酸欠状態になり、思考力の低下を招くことがあります。

蓄膿症を放置しているとさまざまな症状を引き起こすので、一刻も早く治すことが大切です。

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記事執筆・監修

漢方薬剤師/薬膳料理家/国際中医師/国際中医美容師

大久保 愛

「アイカ製薬」代表取締役。
秋田の自然で薬草や山菜を採りながら育ち漢方や食に興味をもつ。薬剤師となり中国の北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て漢方・薬膳の専門家として商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

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