病気・未病

蓄膿症は手術で改善できる?気になる痛みと施術方法を解説!

重度の蓄膿症(慢性副鼻腔炎)は、手術により解消することができます。

蓄膿症は、鼻水をかんでも詰まりを感じて息苦しい、鼻に痛みを感じる、鼻からいやな匂いがする、などの症状で悩んでしまいますよね。

この蓄膿症も症状が重くなると手術が必要です。

今回は、蓄膿症の手術について具体的に紹介していきます。

蓄膿症の原因とは?

風邪
鼻の中には、鼻腔だけでなく、副鼻腔という大きな空間が存在します。

副鼻腔は、鼻腔を取り囲むように、ほお骨の下や眉間にあり、自然口という小さな穴で鼻腔とつながっています。

この副鼻腔には、

  • 上顎洞(じょうがくどう
  • 篩骨洞(しこつどう
  • 蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)
  • 前頭洞(ぜんとうどう

の4種類があり、左右の鼻で合わせて合計8つ存在します。

蓄膿症(副鼻腔炎)は、このどこかで炎症が起こり発症してしまいます。

この部分に炎症が起こると、副鼻腔に入った鼻水や膿がうまく外に排出することができず、溜まってしまいます。

この状態がひどくなり慢性化していくと、発熱や頭痛、歯痛などの症状が現れることがあるので注意が必要です。

蓄膿症の原因、炎症を起こしてしまう原因には、

  • 風邪やウイルス
  • アレルギー症状

などが考えられます。

風邪やウイルス

ウイルスにより、鼻水、鼻づまりが続くような風邪にかかってしまうと、鼻の内部に炎症を起こしてしまいます。

副鼻腔内にウイルスが直接侵入することでも炎症することがあるので注意が必要です。

アレルギー症状

花粉症などによる、アレルギー性鼻炎を起こす人の約4割が、蓄膿症を合併していると言われています。

アレルギー性鼻炎が長期にわたることで、鼻や副鼻腔の粘膜が慢性的に腫れ、蓄膿症を引き起こしてしまうのです。

蓄膿症の手術方法と種類

医者
蓄膿症(副鼻腔炎)は、耳鼻咽喉科を受診・診療し、患者の症状に合わせて手術を行います。

手術療法は、主に以下の2種類があります。

  • 内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)
  • 内視鏡下鼻内整復術

また、症状が鼻以外のおでこや目の奥、涙腺などに及ぶと、拡大前頭洞手術(難治性前頭洞炎に対する手術)、涙嚢鼻腔吻合術(鼻涙管閉塞症の手術)を行うこともあります。

具体的にどのような手術内容なのか見ていきましょう。

内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)

内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)は、鼻の穴に内視鏡を用いて挿入し、モニター画面を見ながら鼻内手術をおこなう方法です。

従来の唇の下から切開する方法とは異なり、切除する範囲は、病気を改善させるために最低限必要な部位のみで行うことができます。

さまざまな角度から副鼻腔を観察できるのが特徴です。

内視鏡下鼻副鼻腔手術は、術中・術後の出血や痛みが、従来の鼻根本手術よりも少なく、頬の腫れやしびれを発生させません。

鼻の側にある眼や脳などの危険な部位を傷つけないように安全を確認しながら手術をおこないます。

内視鏡下鼻内整復術

鼻の中は左右の鼻を境にする鼻中隔や中甲介、下甲介という棚状の構造になっています。

この構造物は比較的薄い骨や軟骨で形成され、その周りは粘膜で覆われています。

しかし、鼻中隔が高度に弯曲していたり、中甲介の内部に空洞が形成されていたりすると鼻づまりの原因となったり蓄膿症(副鼻腔炎)の悪化因子となります。

このような時に、「内視鏡下鼻内整復術」が効果的で、内視鏡下に骨構造を改善する手術を行います。

手術は、鼻内で行うため顔に傷がついたり鼻の形が変わったりすることなく、ほとんどが粘膜下で行うので出血も多くはありません。

日帰りでの手術は無理ですが、2~3泊程度の短期入院で済みます。

手術時間もそれ程かかりません。

蓄膿症手術のメリットとデメリット

リスク
蓄膿症の手術を行うことで、鼻づまり、鼻水、膿のニオイによる口臭、鼻声、鼻のむくみ、頬や額の裏に重い感じ、しつこい痛み、頭痛などさまざまな蓄膿症による悪影響を改善することができます。

また、内視鏡での手術は、顔面を大きく切る従来の手術に比べ、傷口がわずかなので回復が早いというメリットもあります。

蓄膿症手術のデメリットは、手術中は小さいカメラの二次元映像を頼りに操作する手術などで、副鼻腔と近い眼窩を続けてしまい、目の動きや視力に影響が出る可能性があります。

その為、技術力が必要となる手術なので、信頼できる医師を選ぶ必要があります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、蓄膿症の手術方法について紹介してきました。

蓄膿症は今回紹介したように重度になると手術が必要な病気です。

昔と違い、現在は比較的安全に治療を行うことができるので、鼻づまりや鼻水などに悩まされている方は、是非このページ、この記事を参考にしてみてください。

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記事執筆・監修

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漢方生薬 研究所

漢方生薬研究所のスタッフによる執筆・監修記事です。漢方をはじめ、第二類医薬品や第三類薬品、健康食品、サプリメント、遺伝子検査の情報を配信しています。

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